みぬさんのページ

日々の何気ない出来事、アニメや気象観測などを記事にして書いています。

さいたま 14℃に届かず 12年ぶりの寒さ

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21日(木曜)は東日本はぐずついた天気となり、西日本と北海道は晴れたところが多くなりました。
各地の最高気温は、大阪で23.1℃、名古屋で23.0℃、広島で23.0℃など西日本ではほぼ平年並みになった地点が多かった一方で、東日本は東京で14.8℃、仙台で12.1℃、青森で8.9℃、札幌で18.5℃など、各地で3月中旬から下旬にかけての寒さとなりました。
特に東京と仙台では15度に届かず、季節が逆転したような肌寒い一日となりました。 


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筆者宅のnetatmoでは最高気温 13.9℃(さいたま市)
今日のさいたま市も13.7℃までしか気温が上がらず、3月下旬並みの寒さに。
5月に13度台の最高気温としては、2008年(平成21年)5月31日に観測した13.9℃以来 12年ぶりの寒さとなります。

また日照時間も少なく、関東地方では17日(日曜)を最後に4日連続でゼロの日が続いています。


寒さ原因はオホーツク海の高気圧と上空の寒気?

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大陸から移動してきている寒気が北日本から東日本にかけて覆われています。また、オホーツク海に停滞している高気圧から冷たく湿った風が吹いている影響で、ぐずついた天気となり気温もほとんど上がらない傾向になっています。
こうした気圧配置は、毎年4月から8月あたりにかけて比較的よく起こる現象で、天気予報とかでオホーツク海高気圧と呼ばれる言葉を聞くことがあると思いますが、今回はそのオホーツク海高気圧の発生に伴い起きている気象現象。

(オホーツク海高気圧は、ユーラシア大陸の熱収の支逆転に伴いオホーツク海の近海が相対的に低温になることにより発生する高気圧で、偏西風がチベット高原で分流され南北に分かれることによりオホーツク海近海で停滞します。また高気圧から湿った冷たい風が吹き下ろす為、北海道から関東地方の太平洋側では冷害をもたらす場合がある。)


天気回復と寒さはいつまで続くの?

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関東地方は、土曜日まではぐずついた天気が続き気温も低温傾向が続きそうです。
日曜日になると天気も回復し、気温も平年並みに戻ってきそうです。

(記・kurrashin 2020-05-21 22:05)