2日目の朝、伊豆長岡温泉で1泊し、訪れたのは伊豆市にある修善寺地区。
伊豆長岡からは15分くらいの場所にあり、比較的楽に訪れることができます。
修善寺は、弘法大師が開祖とされる修善寺温泉を中心とした場所で、伊豆半島に数ある温泉地の中でも最古にあたる歴史のある温泉地です。
また、中心には曹洞宗の修善寺が建っており、大同2年(807年)に創建された以来 1200年以上の歴史があります。
手水舎で清めてからお参りしますが、前にも述べたとおり、修善寺は温泉地ですので手水舎の龍の口から出る水が温泉です。
源泉地から直接引かれたお湯が注がれていますので、思った以上に熱いです。
本堂の横に弘法大師 空海の像。
お寺の歴史を感じながら像の前で南無南無〜。
修善寺には、本堂の前にお香を炊く場所がありませんのでそのまま本堂へ、また本堂にもお参りする際に使用する鈴がありませんので、鈴を鳴らさずお賽銭を静かに奉納して両手で合掌。
鶯が静かに鳴いているところで、静かに参拝を行いました。
修善寺といえば、竹林の小径ですね。
温泉街を流れる桂川という川沿いにあるこの道は、京都の嵐山を思わせるような竹林の散策路があります。
数百メートルという短い距離ですが、幻想的な光景が広がります。
川沿いには紅葉の樹が植えられており、秋になると色づいた紅葉が温泉街と相まって風情を醸し出すようです。
修善寺を後にし訪れたのは清水町の柿田川湧水群。
入り口には、お隣の沼津市がモデルとなったアニメ『幻日のヨハネ』のコラボ看板が設置されていました。
柿田川湧水の水源は富士山。
富士山の雪解けが地下深くで浸透濾過を行い、やがてこの場所からコツコツと湧いてきます。
この湧水群は、柿田川湧水群として名水百選に選定され、流れる柿田川は水質が非常に良く日本三大清流のひとつに数えられています。*1
小学1年生まではこの清水町に在住しており、幼稚園生の頃はよく園外活動としてこの柿田川湧水群に行っていたそう。
流石に幼稚園の頃は覚えていませんが、アルバムに写真が残っています。
結構、身近な存在だったんだなと。
あと、よく言っていたのが水道が素晴らしく美味しかったということ。
沼津市や三島市など東部地域の広い範囲の上水道は、この柿田川湧水を使用しているそうで、富士山からの美味しい湧き水がいつでもどこでも飲めるという、湧き水頂きましたが、ミネラル豊富でスルッと飲めて美味しかった。
こんな美味しいお水が毎日飲めるなんて羨ましいです。
ここのすごいところが、市街地のど真ん中にあるということです。
湧水群のすぐ隣には国道1号線が走っており、道路挟んで隣には大型のショッピングモールがあります。
こんな街のど真ん中に自然と清流が残されており、写真だけだとここが市街地の中だと思えないところがすごいところですよね。
*1:日本三大清流:四万十川(高知県)、長良川(愛知県・岐阜県)、柿田川(静岡県)