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3泊4日の岐阜・長野観光 2日目(飛騨高山編)

早朝に姨捨の棚田の景色を眺めた後に、今回の旅行のメインテーマである岐阜県の飛騨高山に向かうため、すぐ近くの姨捨サービスエリアから長野道に入り、松本方面へ。
善光寺平(長野盆地)と松本平(松本盆地)間は、高速道路で40分程度で行き来できます。



梓川サービスエリアで小休憩。
この付近の長野道は、北アルプス(後立山連峰)の山々を眺めながら走れる区間なのですが、生憎の曇り空で眺望が良くなく、中腹までしか望めませんでした。
自動販売機で飲み物を購入後、再出発。
松本からは、国道158号線で高山に向かいます。

国道158号線は、松本から高山(岐阜県の飛騨地方)間のメインルートであり、長野県有数の観光地でもある、上高地や乗鞍方面へのアクセス路でもあります。

長野と岐阜の県境、安房峠を越えると天候が悪化。
岐阜県側は強い雨が降っていました。



松本から約2時間で高山市街地へ到着。
早速、近くの駐車場に車を停めて、散策をしましょう。



高山の中心市街地は、1510年頃に築かれた高山城を中心とする城下町として栄え、
特に中心を流れる宮川(神通川)の中橋から弥生橋にかけての東側 さんまち通りを中心としたエリアは、戦災に免れ、現在も商家の町並みの姿が保全されており、高山と言えばこの街並みを想像する人も多いでしょう。また、その景観から、飛騨の小京都と呼ばれています。
この歴史的な価値の高さから、重要伝統的建造物群に指定されており、全国や海外からも観光客が訪れ、国内でも代表する観光地の一つにもなっています。



中橋の近くには、高山陣屋と言う、江戸幕府が当時納めていた飛騨地域(飛騨國)を幕府の直轄領として管理するために、代官所・郡代役所があります。
当時は、幕府の執務が行われ、明治維新後は県の事務所として利用されていたが、1996年より26年の歳月をかけて復元されました。
この建物は、全国に唯一現存する、江戸時代のお役所として、現在まで残っています。
建物自体は、国の史跡になっております。




宮川に架かる中橋を渡ります。
この中橋は、春になると桜の名所になるそうです。



メインの通りである、さんまち通りの他にも、一つ、二つ隣の通りも趣がある古民家の街並みが続いていました。
ただ、こちら側は観光客が少なめでした。



お腹が空いてきたので昼食。
名物の高山ラーメンをさんまち通り沿いの南車さんで頂きました。
鶏がらスープのあっさりした醤油ラーメンで、麺が細麺のさらに細い縮れ麺。

名物を頂くときに、高山は飛騨牛系の料理とラーメンで悩みましたが、一番最初に目にした名物料理がラーメンだったので、ここにしました。




散策してたら、古い映画看板をたくさん掲げたお店がありました。
高山昭和館という建物で、昭和初期のレトロな街並みが再現されて、当時の生活や文化を体験できる施設だったみたいです。



裏通りを散策して、メインの通りに戻ってきました。



酒屋、雑貨屋、カフェなど多種多様なお店が軒を連ねて並んでいるので、一日回っても回りきれないですね。
いろいろなお店を巡ってみたかったのですが、時間の都合上、外から眺める程度で残念です。

雑貨屋では、この地域の伝統的な人形である「さるぼぼ」をモチーフにした「さるぼぼ絆創膏キティ」という当地キティがあるそうで、ここでしか購入不可能だそうですよ。
可愛かったです。



入り口のうぼぼ人形に目を引かれてお邪魔しました。
高山うさぎ舎さん、うさぎを専門的に扱う雑貨店。
あらゆる物がうさぎになっていて、店頭には招き猫ならぬ、招き兎が飾られていました。
神棚に置く用の小さなうさぎグッズを複数購入しました。



更に北に向かい、鍛冶橋を越えて宮川沿いに行くと、高山の有名な朝市、宮川朝市が行われる通りへ。
朝市は高山名物の一つで、季節問わず行われている模様。
ここの他に、最初の方で紹介した、高山陣屋前の広場でも行われており、この2つが高山の二大朝市だそう。

行ったのがお昼過ぎなので、流石に殆どのお店は撤収していました。



大雨で増水中の宮川。



国道158号線の北側も続いているのですが、流石にここまで来ると、観光客も一気に居なくなり、すごく閑散としていますね。
とても静かな通りとなっています。



最北端の船鉾台組保存区域のエリアまで歩いてきました。
激しい雨も小降りになり、天候が回復してきました。



宮川支流の江名子川に架かる桜橋。



中心市街地の北側にある櫻山八幡宮でお参り。



最後に日枝神社にお参りに行き高山観光が終わりました。
この日枝神社の春の例祭と、先程の櫻山八幡宮の秋の例祭が、高山祭と知られており、日本三大曳山祭であり、ユネスコ無形文化遺産に指定されています。

観光が終わった頃には、天候が回復し、青空も見えておりました。
あと数時間早ければ良かったのになと思いました。



帰りは、来た道を通り松本へ帰ります。
途中で寄ったのが、奥飛騨温泉郷平湯温泉。
松本と高山の間に位置するこの平湯温泉は、この辺一体に存在する奥飛騨温泉郷の中で一番奥地に位置し、秘境とも呼ばれるエリアです。

平湯のバスターミナルは、穂高岳や乗鞍岳を中心とした、北アルプス登山の岐阜県側の玄関口です。



この温泉街にあるのが、ひらゆの森。
前々から行ってみたかった施設です。

標高 1,300mの奥飛騨の山奥に位置し、大自然の中にある露天風呂が有名な温泉宿です。
露天風呂の数が非常に多く、男女合わせると16カ所に及びます。
濃厚な硫黄の香りがする硫黄泉もあり、湯船に浸かって温泉気分。

こんだけ種類豊富なのに、日帰り料金が600円なので、かなり安いと思います。



築300年以上の古民家を移築した建物だそうで、趣がある雰囲気。
全館、い草の畳が敷かれており、裸足で歩くことが出来ます。

離れにはコテージも存在するそう。
ここの宿は、素泊まりで6,000円からだそうで、次回来るときはここの宿に泊まりながら湯治を行いたいなと思いました。


3泊4日の岐阜・長野観光
【1日目】移動編
【2日目】朝の姨捨編
【2日目】飛騨高山編
【2日目】夕暮れの安曇野編