埼玉県の南西部に位置する飯能市、市内の西部には広大な秩父山地が広がっていますが、その山地の中に位置する吾野地区の山奥に、一本だけ立つ桜の樹があります。
その場所は、八徳の一本桜と呼ばれています。
飯能市から秩父市内に向かうメインルート及びバイクツーリングのメッカとも言われる国道299号線から外れた場所にあるこの場所は、観光雑誌や紹介サイトにもあまり載っていない隠れた名所のひとつ。
西武秩父線の吾野駅付近、新道として開通した吾野トンネル脇から、北側の山の稜線に沿って通る、奥武蔵グリーンラインに向かう林道沿いにあります。
急な勾配の道をひたすら登っていくと、突然視界が広がり、その桜が見えてきます。
観光地化目的で植えた訳では無いので、もちろん駐車場とかも無く、邪魔にならない場所に停めて撮影。
桜の樹の下には小さなベンチが設置されており、休憩しながら景色を眺めることも可能なようです。
山の登りしている登山の人が腰掛けて居ました。
冬から春に変わり、山の姿も変わり始めています。
何もなく寂しかった山肌も緑が生い茂げ、色とりどりの花が咲く姿も見れるようになりましたね。