みぬさんのページ

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お盆シーズン 一時的に涼しく

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朝からポツポツ、シトシト雨が降ったり止んだりのスッキリしない天候。
本日は8月16日(月曜日)、祖先の霊を祀り送り火を行う日(※一部の地域は15日に行うところもあり。)です。
お盆の季節と言えば、暑さが真っ盛りで、日中は暑さが厳しく、涼しくなってくる夜に家族集まって花火をしたりするのが恒例だと思いますが、今年はいつもとちょっと違います。

雨の日が多く、暑さも落ち着き、逆に肌寒かったり、普段のこの時期とは思えないくらい天候が違っていますよね。


weathernews.jp
東京都心部でも気温があまり上がらず、本日の最高気温は10月中旬並みの22.5度で、8月のお盆に当たる中旬に2日連続で最高気温が25度に満たない日が2日連続で続くのは、2003年以来 18年ぶりの異例となる低温だそうです。


本州付近に停滞する秋雨前線

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8月上旬の猛烈な暑さだった一方で、中旬は北から張り出してきた前線が本州南部に停滞している影響で、各地で大雨や曇天が続いています。
秋雨前線は普段、9月から10月にかけて南下してくる前線なのですが、今年は東側に居座っている夏の太平洋高気圧の勢力がそれまで強くなく、日本にまで張り出していないために、隙間から寒気が南下し、南からは暖かく湿った空気がぶつかり合って、境界に前線が発生し、本州付近に停滞しています。

また暖気・寒気ともに供給し続けているため、特に西日本方面では記録的な大雨に至っています。

ただ、名目上では秋雨前線となっていますが、天候的に梅雨の末期の頃と変わりないくらいの天候状況となっています。


お盆の時期としては異例の低温

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さいたま市の8月中旬の平年気温は27.1度ですが、15日の最高気温は19.3度、最低気温 17.3度、日平均気温 18.3度と平年気温値よりも大幅に低く、とても8月中旬のお盆の季節とは思えない涼しさになっています。

関東地方は、前線に向かって北東からの湿った涼しい風が吹き、また雨や曇りの日が連日続いているため、気温が上がらない日が続き、8月中旬としては、異例の低温となっています。


秋雨前線の停滞は、今週末までの予想で、それ以降はまた夏の暑さが戻ってくるそうです。
停滞し続ける今週中は、各地で前線による大雨には引き続き警戒し続けないと行けません。