エスカレーターを利用していると、このポスターを見かけた人もいると思います。
これは、エスカレーターでの事故が絶えないため、安全に利用をするためにとてもユニークな条例が埼玉県で施行されたことによる告知です。
「埼玉県エスカレーターの安全な利用の促進に関する条例（通称：エスカレーター歩かない条例）」が今月より施行されました。
エスカレーター利用時の事故を減らすため、エスカレーターを利用する時は、歩かずに立ち止まって利用することを努力義務を課すというもの。
以前から、エスカレーター歩かずに止まって使用しようなど働きかけはありましたが、実際に条例として施行したのは全国で初めて。
この条例により、管理者には利用方法の周知徹底を要請するとし、管理者に対して必要な指導や勧告ができるとするそう。
また、この条例に反した場合の罰則規定はないそうです。
エスカレーターの利用する場合は、関東では左立ち・右開け、関西では右立ち・左開けという暗黙ルールがあります。
これは、急いでいる人の為に、片側を開けてなるべくスムーズに利用できるようにするためのルールなのですが、狭いエスカレーター内で転倒や接触等の事故が絶えないのは以前から問題視されていました。
それに伴い、埼玉県が動き出したということになります。
これからは急いでいる人は階段を使うことになりますが、本当に急いでいる場合は、動いているエスカレーターの方がより早く移動できることから、浸透するのは時間がかかりそうですね。
