史上最大規模と言われてる台風19号の被害についてです。
今回の台風19号の被害について
24時間雨量としては史上最大の値を更新
12日午前0時から13日午前0時までの24時間雨量は316.5mmで、24時間雨量としては史上最大記録を更新しました。特に午後から激しい雨が降り続き、特に15時以降 1時間雨量が30mmを越える激しい雨が夜遅くまで降り続きました。
0:00-1:00:0.6mm
1:00-2:00:0.7mm
3:00-4:00:3.5mm
4:00-5:00:0.3mm
5:00-6:00:3.7mm
6:00-7:00:5.9mm
7:00-8:00:6.0mm
8:00-9:00:22.1mm
9:00-10:00:21.5mm
10:00-11:00:24.2mm
11:00-12:00:8.8mm
12:00-13:00:7.2mm
13:00-14:00:26.5mm
14:00-15:00:40.2mm
15:00-16:00:23.7mm
16:00-17:00:13.0mm
17:00-18:00:12.8mm
18:00-19:00:11.9mm
19:00-20:00:7.2mm
20:00-21:00:40.1mm
21:00-22:00:37.1mm
22:00-23:00:2mm
23:00-24:00:0.7mm
気象台アメダス雨量観測値
- さいたま 288.0mm [観測史上1位]
- 熊谷 250.0mm
- 秩父 511.0mm
- 所沢 342.0mm [観測史上1位]
- 越谷 222.0mm [観測史上1位]
- 久喜 226.5mm [観測史上1位]
- 鳩山 312.0mm [観測史上1位]
- 寄居 471.0mm [観測史上1位]
- 鴻巣 190.5mm
- 飯能 387.0mm [観測史上1位]
- ときがわ 572.0mm [観測史上1位]
- 上吉田 434.0mm [観測史上1位]
- 浦山 635.0mm [観測史上1位]
- 三峰 549.0mm [観測史上1位]
埼玉県でも西側の地域で大雨になり、特に秩父地域や比企地域なのでは500mmを越える記録的な大雨となりました。
秩父市浦山では、1年の3/1の雨がたった1日で降ってしまうというとんでもない雨量を観測。
熊谷・秩父・鴻巣以外の観測地点では、24時間雨量の値が歴代の観測史上1位の記録を更新しました。
最低海面気圧を更新
0時を過ぎ気圧が右肩下がりと続け、21時30分過ぎに最低海面気圧 966.6hPaを観測。その後は右肩上がりに変わったので、この時間帯が台風の中心に限りなく近い状態だったことが分かります。
この最低海面気圧の966.6hPaは、観測史上最も低い気圧の値になりました。
埼玉県内では初めての「特別警報」発表
15時30分 大雨特別警報 発表地域:秩父地域・飯能市・本庄市・入間市・日高市・毛呂山町・越生町・嵐山町・小川町・鳩山町・ときがわ町・神川町・寄居町・東秩父村
17時10分 大雨特別警報 発表
地域:熊谷市・東松山市・狭山市・深谷市・坂戸市・滑川町・川島町・吉見町・美里町
21時51分 大雨特別警報 発表
地域:さいたま市・川越市・川口市・行田市・所沢市・朝霞市・志木市・和光市・新座市・富士見市・鶴ヶ島市・三芳町
22時45分 大雨特別警報 発表
地域:上里町
13日4時06分 大雨特別警報 解除 → 大雨警報に切り替え
地域:特別警報発表した全ての地域
風による被害等
- さいたま 最大風速 17.9m/h (西北西) [観測史上1位]・最大瞬間風速 28.7m/h (西北西)
- 越谷 最大風速 8.7m/h (南東)・最大瞬間風速 19.9m/h (西南西)
さいたまでは、最大風速 17.9m/h を観測し、観測史上1位を記録しました。
最大瞬間風速は、28.7m/hで瞬間的に30m近い暴風が吹いていたことが記録で分かります。
自宅では特に被害はありませんでしたが、近所の公園に立っていた巨木が根元から倒れて、砂場の屋根に倒れ掛かっていました。
ライフライン被害等
・電気:停電なし・水道:断水なし
・ガス:特になし
・インターネット:不通なし
・固定回線:不通なし
・携帯回線:不通なし
生活に不可欠なこの6つのライフラインは特に被害が無かったです。
川の増水による浸水の被害
激しい雨による河川の増水によって、芝川が越水して見沼田んぼが一部水に浸かってしまいました。早朝、散歩しながら自宅後ろの見沼田んぼを見に行きましたが、芝川から溢れた水で、広範囲で水没してる状況でした。
田んぼ内に広がる農道も水没ののた通れず、芝川に架かる橋も渡れず、緑区と見沼区の行き来がしづらい状況となっていました。
さいたま市緑区芝川
— MORIRIN🍑🦑 (@tm_sumomo55) 2019年10月12日
宮本(ミニストップ)から先浦学方面、通行出来ません。
側道の橋も❌
市立病院先の橋は大丈夫です。#さいたま市#通行止め pic.twitter.com/OZzec3eaFK
区内の北東部の地域に向かう道路も芝川の前後で川の越水による水没で通行止の状態になっていたそうです。
東浦和界隈の台風の影響まとめ②
— エアポート快特™@JJ1NLP (@keikyuUST) 2019年10月13日
・「浦和中央自動車教習所」多分1階は浸水してる。教習車は坂道に避難してた。
・国道463号は芝川の東側(念仏橋バス停付近)で冠水。未だに前後区間含めて通行止め。
・西側も国道脇の田園地帯が水没
・↑で立ち往生した車に誰かいたらしく消防が出動の騒ぎ。 pic.twitter.com/bATrIBgtIU
同じく緑区内を東西に横断する国道463号も芝川付近での水没による通行止。
念仏橋付近から溢れた水が広範囲に広がったそうです...。
ここまで広範囲に水没したの... 15年以上住んでいますが初めてです。
【なあ】予想以上に「水没」してるんだが
— みそ田楽 (@Kusaka_Honoka) October 13, 2019
@さいたま市桜区 浦和北高校付近 pic.twitter.com/ke6MxPbX0m
芝川などがある東部以外にも西部でも浸水被害があったそうです。
特に、荒川流域の低地部が広がる桜区などを中心に被害が出たそうです。
道路の通行止など
- 国道463号線 緑区東浦和7丁目 - 緑区大門 (芝川増水による道路冠水のため)
- 見沼田んぼ内を通る農道の広範囲 (芝川増水による道路冠水のため)
- さいたま市道 緑区宮本1丁目 - 緑区南部辻領土 (芝川増水による道路冠水のため)
- 国道16号線 見沼区宮ケ谷塔 - 岩槻区加倉(南)交差点 (岩槻インター付近の道路冠水のため)
- 県道56号線 西区二ツ宮 - 西区飯田新田 (治水橋付近の荒川増水のため)