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出身の岩手絡みの出来事をひとつ。
令和3年度無線システム普及支援事業費等補助金 (民放ラジオ難聴解消支援事業)の補助金交付がIBC岩手放送に交付されました。
内容は、FM方式によるAMラジオの補完中継局を整備ということで、宮古と釜石に出ました。
宮古に関しては、エリアが宮古市と山田町(おそらくは北部の豊間根地区と予想)の一部地域となっている為、宮古のテレビ・FMラジオ中継塔がある月山(重茂半島の北部にある標高 456mの山)に設置される可能性が高そうです。
宮古のAM放送は、中心市街地の山口地区に設置されており、中心部はカバーしてますが、広大な面積を誇る宮古市全域はカバーしていないのが難点でした。
また、出力も100Wと弱いため、西側の川井・新里地区や北部の田老地区では聴取が厳しく、ラジオ放送は、FM放送のNHK・FM岩手や、地域FMの宮古エフエムの3択でした。
月山のFM中継局は、標高も高く出力も高いので、かなり広域に飛んでいて、田老地区でも聴取できるほか、北側は田野畑村あたりまでは聞くことができるので、同様の周波数で開局すれば、AM放送よりも遥かにエリアが広くなります。
釜石に関しては、設置場所がどこになるかは分からず、FMの中継塔がある西側の箱根山なのか、テレビ塔がある市街地側なのか。
足並みを揃えるなら箱根山が有力なのかな?(ちなみに、箱根山にはIBCラジオの沿岸部の釜石・宮古・大船渡の各局に送るマイクロ波中継塔がある ※久慈に関しては、二戸の折爪岳経由)
今回、沿岸部の主要FM中継局が2局誕生するということで、今度は大船渡や久慈といった都市も整備されていくのかな。