2024年10月24日、埼玉県川口市にある東京外環道、東北道、首都高速が交差する川口ジャンクション付近の楽天モバイル基地局がアンテナ更新が行われて、新たにプラチナバンド対応のアンテナに更新されました。
以前から楽天モバイル公式サイトに工事予告がされており、何かしらの動きがあるのではないかと期待されていました。
工事日の夕方に訪問してみたら、絶賛アンテナの取り替え作業中でした。
よく街中で見かけるタイプのアンテナに比べて、明らかに大きくてゴツそうなアンテナが設置されています。
このアンテナは電測を行なっている界隈では有名になってきているプラチナバンド対応のアンテナです。私もXのポストやブログなどでお見かけはしていましたが、現物を実際に見るのはこれが初めてです。思っていた大きさよりも数倍大きく感じました。
今回の更新で下段に設置されている4G用アンテナが今までの1.7GHz(Band3)に加えて、新たに700MHz(Band28)兼用のアンテナになりました。
新たに追加された700MHzは所謂プラチナバンドと呼ばれ、屋内やビル群など電波が入りにくいエリアにも電波が浸透していき繋がりにくいエリアもカバーできる周波数帯です。
大手3社(ドコモ・au・ソフトバンク)はプラチナバンド帯の周波数を持っていますが、新参の楽天に関してはこの周波数帯を持っておらず、繋がりにくい要因のひとつでしたが、2023年10月にプラチナバンド帯の周波数を取得、整備が進んでいました。
今までに東京都内に3局、神奈川県と千葉県にそれぞれ1局ずつ整備されていましたが、新たに埼玉県内にも第1例目が誕生し、この局は全国で6例目となりました。
設置された川口ジャンクション付近は、大宮台地の支台である鳩ヶ谷台地と荒川の低地帯である川口低地が入り乱れている地域で、起伏が激しく、携帯電波もあまり飛びにくい地域のひとつでもありました。
まだ設置されたばかりなので電波は出ていませんが、電波が発射されれば、プラチナバンド特有の入り込みやすい電波で繋がりやすくなることが期待されますね。