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財政指数のおはなし

突然ですが... 皆さんは、財政指数をご存知でしょうか?

地方公共団体の財政力を示す指標として用いられる指数であり、基準財政収入額を基準財政需要額で除した数値である。(引用:Wikipedia)

各地域の自治体の財政力であり、数値が高ければ高いほど財政が豊かという事になり、逆に低いと財政が厳しい事になります。

この自治体の財政指数は、各都道府県のサイト内に3ヶ年の平均値を数値として公開されていますので、気になる方は各都道府県サイトを参照ください。

算出方法は、基準となる各収入額を支出額で割算した数値になり、「1.0」を基準に収支バランスがとられてることを示しています。
ちなみに、「1.0」を越えると地方交付税の交付金が支給されなくなり、地方交付税不交付自治体となります。

地方交付税不交付自治体で有名なのが愛知県の飛島村。
飛島村は日本一財政が豊かな自治体と言われており、行政サービスが手厚いと言われています。(町が経営している温泉入浴施設は、町民なら無料で入れるそうです。)
長野県の軽井沢町や山梨県の忍野村も地方交付税不交付自治体です。


今回は、筆者が住んでいる埼玉県の各市町村 (63市町村) の財政指数 (平成30年) を調べてみました。

市町村 指数(H.30) 増減(H.29増減率)
戸田市 1.25 ▲0.02
三芳町 1.06 ▲0.02
和光市 1.04 ▲0.02
八潮市 1.01 ▲0.01
朝霞市 0.99 ▲0.01
さいたま市 0.98 ▲0.01
川越市 0.97 0
川口市 0.97 0
所沢市 0.97 ▲0.01
三郷市 0.95 0
越谷市 0.93 0
入間市 0.93 0
草加市 0.92 ▲0.01
滑川町 0.92 0
上尾市 0.91 ▲0.01
新座市 0.91 0
狭山市 0.91 ▲0.01
熊谷市 0.90 ▲0.01
鶴ヶ島市 0.88 0
日高市 0.88 ▲0.03
伊奈町 0.88 0
久喜市 0.87 0
東松山市 0.87 ▲0.01
蕨市 0.87 ▲0.02
志木市 0.86 ▲0.01
吉川市 0.86 0
白岡市 0.85 0
坂戸市 0.83 0
寄居町 0.83 0
桶川市 0.82 ▼0.01
北本市 0.82 0
富士見市 0.82 ▲0.02
ふじみ野市 0.82 0
羽生市 0.80 ▲0.01
上里町 0.79 ▲0.01
嵐山町 0.79 ▲0.01
春日部市 0.78 0
飯能市 0.78 ▼0.01
川島町 0.78 ▲0.02
深谷市 0.77 ▲0.01
蓮田市 0.77 0
本庄市 0.76 0
杉戸町 0.76 0
加須市 0.75 0
幸手市 0.72 ▲0.01
鴻巣市 0.71 ▼0.01
行田市 0.70 0
吉見町 0.70 ▲0.02
小川町 0.69 0
美里町 0.69 ▲0.02
毛呂山町 0.64 ▲0.01
松伏町 0.64 0
宮代町 0.64 ▲0.01
鳩山町 0.61 0
秩父市 0.57 ▼0.01
越生町 0.54 0
横瀬町 0.54 ▲0.01
神川町 0.52 0
ときがわ町 0.45 ▼0.01
皆野町 0.43 ▲0.01
長瀞町 0.41 0
小鹿野町 0.34 0
東秩父村 0.20 0

埼玉県 各市町村 平均財政指数値:0.79

平成30年の指数を見ると、埼玉県63市町村のトップに輝いたのは戸田市、次点に三芳町、次々点に和光市と続きます...
戸田市や三芳町などは、大手から中小企業までの幅広い分野の企業工場が多く立地している点もあり、税収(役所に入ってくるお金)が多いのが特徴
それを考えると上位に挙がってきている八潮市や三郷市にも言えることですね...


県庁所在地のさいたま市も0.98となかなかの立ち位置に居ます...
さいたま市は全国の都道府県所在地では、最も高い指数を維持しています(次点は名古屋市の0.97)
余談ですが、さいたま市も数年前までは、「1.0」を越えていた時期がありました... (最高が平成20~21年度の1.03)